誘惑の山
誘惑の山(Mountain of Temptation)と呼ばれるこの地は、イエスが 40 日間断食をし、悪魔の誘惑を受けたとされる場所です。
悪魔は聖書の中で度々、神への信仰に疑問を抱かせたり、罪を犯させるために、度々イエスを試します。
この場所に断食の修行に来たイエスに、悪魔は「神の子ならさっさと石をパンにして空腹を満たせ」と試しますが、イエスはこれに「人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つ一つの言葉で生きる」と旧約聖書の言葉を引用し、誘惑を退けました。
ビザンツ(東ローマ)帝国時代、多くの修道士がこの場所に洞窟を掘り、イエスと同じ苦行を行ったそうです。
テル・アッスルターンのふもとから、ケーブルカーが出ていて、遺跡を眺めながら登れます。
歩いて登るのも可能ではありますが、斜面は非常に急ですので、足腰に自信のある方はどうぞ。
デール・クルントゥル Deir-Qurantul
- 7:00-15:00/16:00-17:00(※冬季は短縮)
- 無料
このギリシャ正教の修道院は、イエスが修行をしたと伝えられるこの地に 12 世紀に建てられたもので、19 世紀後半に改築されました。
内部には 18 ~ 19 世紀のイコン(聖像画)が多数保存されていて、非常にきらびやかです。