エルサレム旧市街

エルサレムの旧市街は、ムスリム地区・キリスト教徒地区・ユダヤ人地区・アルメニア人地区の 4 つに分かれています。

エルサレム 旧市街ダマスカス門近く

6000 年以上の歴史を持つエルサレム、現在の東エルサレムはイスラエルが実行支配していますが、イスラエルが建国される前までは、パレスチナ人もユダヤ人もそれなりに平和的に共存していたそうです。

国連に「国」としての加盟を申請しているパレスチナが首都として宣言した東エルサレムに、この旧市街も含まれています。

城壁

エルサレム旧市街をぐるりと取り囲んでいる城壁には、8 つの城門があります。

特にダマスカス門は、その周辺にパレスチナ各地へのバスが発着するバスターミナルもあり、門の中だけではなく外にも多くの店が広がる、東エルサレムの中心とも言える存在。

エルサレム ダマスカス門
ダマスカス門。入り口の周りにもたくさんの物売りが。

現在のダマスカス門は、16 世紀ににオスマン時代に建設されたもので、8 つの城門の中で最も美しいと言われているローマ様式の門です。

城壁の上からエルサレム旧市街を眺めるのもお勧め。ツーリスト・インフォメーションもあるヤッファ門から城壁の上への入り口があります。

城壁(ヤッファ門)

  • 土~木 9:00-16:00|金及び祝日前日9:00-14:00
  • 大人 16 NIS|子ども・学生・シニア 8 NIS

スーク

旧市街の見所の一つ、人々が生活するスーク。スークはアラビア語で「マーケット」を意味します

パレスチナ人の生活に必要な食品や雑貨が何でも揃う、専門店の集合体といったところです。

エルサレム 旧市街ダマスカス門近く
ダマスカス門を入ってすぐのスーク。夜まで賑わっています。

観光客に対する客引きを軽くあしらいながら、ウィンドゥショッピングを楽しむのもよし、現地の食材を見学するもよし、どの場面を写真に撮っても、絵になると思います。

迷路のように入り組んでいて、時々迷ってしまうことがありますが、親切な道案内を装って「ワンダラー(1 dollar)!」とたかる子ども達や、スリには十分ご注意下さい。財布を気軽に出さないように。

屋根の上の散歩道

あまり知られていない穴場なのが、「Rooftop walk」(屋根の上の散歩道)と呼ばれる、旧市街の屋根の上をのんびり散歩できる場所

エルサレム 屋根の上の散歩道
旧市街とは思えないほどに静かな空間です。

スークの賑やかさもいいですが、ちょっと喧騒を離れて静かに旧市街を眺めるのもまた、違った味わいがあります。

ファラフェルサンドイッチをテイクアウトして、旧市街の屋根の上でのんびりランチをするのもお勧め。

ヤッファ門から伸びる David St.の途中、南側に入っていく St Mark’s St.から、「屋根の上」に行くことができます。

聖墳墓教会

聖墳墓教会(The Church of the Holy Sepulchre)は、イエスの墓とされる場所に建てられた教会です。

エルサレム 聖墳墓教会の赤大理石の板

聖墳墓教会については、こちらのページで詳しく解説しています。

ヴィア・ドロローサ

ヴィア・ドロローサとは、イエスが有罪と判決されてから、ゴルゴダの丘(現在の聖墳墓教会がある場所)まで十字架を背負って歩かされたとする道です。

ヴィア・ドロローサの標識

ヴィア・ドロローサについては、こちらのページで詳しく解説しています。

岩のドーム

岩のドームとは、アブラハム(イスラム教・ユダヤ教・キリスト教の祖)の岩と呼ばれる聖なる岩を祭る、イスラームの神殿です。

岩のドーム

岩のドームについては、こちらのページで詳しく解説しています。

Western Wall

嘆きの壁とは、エルサレムの旧市街のユダヤ地区にある、エルサレム第二神殿の囲む西側の外壁跡です。

エルサレム 嘆きの壁

嘆きの壁については、こちらのページで詳しく解説しています。

観光案内所

Tourist Information Center

  • Jaffa Gate(ヤッファ門)
  • 8:30~17:00、(金・祝 ~13:30)無休
  • +972-2-6271422

Christian Information Center

  • David’s Tower(ダビデの塔)の前
  • 9:00~18:00、(土 ~13:30)日曜定休
  • +972-2-6272692

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